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2017年2月12日初公開
2017年3月27日「電卓カフェから移転」

数学書「やさしく学べるシリーズ」

2015年11月下旬〜2017年1月下旬の間に数学書「やさしく学べるシリーズ」(石村園子著)を6冊勉強してきました。基本的に大学数学を学ぶための本ですが、高校レベルの部分もあります。

全部で1年2ヶ月ほどかかったのですが、中断期間が約3ヶ月あったので、実質は11ヶ月程度で終えました。

ちなみにほとんど理解はしていますが、覚えているのは一部です。こんなにたくさんの内容を覚えることは私には無理でした。しかし、一度でも理解することが大事だと思っています。

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勉強に使ったノートと「やさしく学べるシリーズ」6冊。

実際にはこれに加えて「やさしく学べる基礎数学 線形代数・微分積分」という本もあるのですが、それは上述の本が難しい人のためのものなので自分に必要ありませんでした。

 

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ノートは23冊使いました。

 

本書が本当に「やさしい」と言えるかどうかは人によると思います。何しろ大学数学なのですから。

基本的に説明は簡素です。例題で説明をしているような感じの本です。深い説明はちっともありません。そのため、若い時に数学の勉強を全然しなかった人には全く歯が立たないと思います。

私は以下の順番で勉強しました。

  1. やさしく学べる線形代数
  2. やさしく学べる微分積分
  3. やさしく学べる統計学
  4. やさしく学べる微分方程式
  5. やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析
  6. やさしく学べる離散数学

勉強する順番は特に決まっていないのですが、このうちの4冊に関しては

「線形代数」→「微分積分」→「微分方程式」→「ラプラス変換・フーリエ解析」

の順番に勉強するしかないような気がします。

「統計学」と「離散数学」はいつ勉強するのかは難しいのですが、「統計学」には「微分積分」の知識が必要です。「離散数学」には「線形代数」の知識が多少必要ですが、上述の本の中では特殊な存在なので最後にやってもいいかもしれませんね。

「やさしく学べるシリーズ」は説明よりも実践中心なので、「線形代数」「微分積分」に非常に向いている内容です。その反面、「統計学」や「離散数学」のような説明が重要な数学にはいまいちな内容にも思えました。

 

こうやって数学の再勉強をして思ったのですが、関数電卓=数学ではないと思いました。当たり前ですが。関数電卓は数学の部分集合に過ぎないのです。ソフトウェアやハードウェアの制限で数学を完全に再現することはできません。

欧米だと教育にグラフ電卓を使うのは当然のようですが、グラフ電卓は少し大げさな気がします。確かに日本の数学教育だと三角関数で現実的な値を入れることはできません。その点では関数電卓を使う方が良いとも言えます。しかし、それをするならもっと単純な関数電卓で十分ではないでしょうか(例えば、Canon F-605G程度のもの)。

グラフ電卓は多機能すぎますし、欧米でもそれが分かっているので、欧米のグラフ電卓には試験時だけ機能を制限する機能が搭載されているものがあります。テキサス・インスツルメンツ社の一部のグラフ電卓は同様の機能として"Press-to-Test"という機能を搭載しています。HP inc.社の一部のグラフ電卓にも"Exam Mode"という同様の機能があります。

最近、数学検定の5級〜1級の2次試験にグラフ電卓が使えると知って驚きました。

 5級と言えば中学1年程度の内容です。さすがにそれで電卓を必要とするのはおかしくないですか?せめて2級(高校2年程度)からにすればいいと思うのですが。

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